キッズタウンとは

「キッズタウン」ってなに?


ドイツのミュンヘン市で1979年から開催されている「ミニ・ミュンヘン」をもとに、日本では15年ほど前から導入されている「こどものまち」の一つで、子どもが職業体験市民体験をできる教育プログラムです。

キッズタウンにはたくさんのお店やお仕事があり、「働く人」と「お客さん」の両方の立場を経験できます。
また、「遊ぶ」場所や「学ぶ」場所もあります。
こうした様々な職業体験や市民体験を通して社会のしくみを学ぶことができる体験型のイベントがキッズタウンです。

※「ミニ・ミュンヘン」とは、2年に一度、夏休みに3週間開催され、7歳~15歳までの子どもたちが参加できる仮想の「まち」をつくるイベントです。

日本全国の「こどものまち」

日本では、北海道から沖縄まで全国で100か所を超える地域で「こどものまち」が開催されています。

日本で開催されている「こどものまち」は、地域特有のお仕事体験ができるものや税金を払うしくみがあるもの、市長選挙が開催されるものもあります。
開催場所も商店街や公園など様々で、小さな「まち」から参加者が1,000人以上の大きな「まち」まであります。

「子ども会議」ってなに?

日本の多くの「こどものまち」では、事前に「子ども会議」が開催されています。
「子ども会議」は、子どもたちの夢や希望を実現する場で、今年の「まち」はどんな「まち」にするか、どんな仕組みにすると面白いか、何のお店があると楽しいかなどを話し合います。

企画の段階から考えることで、子どもたちを単なるイベントの参加者にせず、主体的に考え、行動する力をつけるために行います。
話し合いの中で、市役所や警察などの公共機関の役割を学んだり、デパートやレストランでは、接客の際に、他者とのコミュニケーションが大切であることに気づいたりします。
「子ども会議」の活動を通し、子どもたちが「まち」を創造する力はもちろん、主体性や社会性を育むことを目指します。

キッズタウンの遊び方

  1. 市民登録をします。
  2. 選んだお仕事、もしくは勉強をします(1回30分程度)。最初のお仕事や勉強ができなかった人は、お祝い金で遊んだり、買い物をしたりします。
  3. お給料をもらいます。
  4. 税金を納めます。
  5. お店で遊んだり、買い物をしたり、レストランで食べたりします。
  6. 選挙で投票をします。

※2~5を繰り返します。

“職業体験”は何ができるの?

好きなお店を選び、一定の時間働くか勉強するとまちの中で使えるお金(地域通貨)のお給料をもらえます。
その一部を税金として納めると、次の仕事をすることができます。
1回のお仕事の時間は30分程度なので、いろいろなお仕事を体験することができます。

“市民体験”は何ができるの?

もらったお給料でお買い物やゲームをして遊んだり、食事をしたりすることができます。
また、選挙で投票をしたり、市民として意見を伝えたりします。